【ポケカ初心者】シティリーグ 必要なもの 準備編
こんにちは、ひととき(@sera_8810)です。
ポケモンカード自体はタッグボルトから集めてましたが、対戦を始めて人としたのは
ドリームリーグが発売された月です。パックで貯金20万溶かしました。デヘ
今年は2018年の拡張パック「タッグボルト」に収録されたTagteamという
従来のポケモンカードゲームから比較すると、規格外なサイズ感のある宇宙怪獣大戦争さながら派手な戦いが約1年と少しの間繰り広げられておりました。
そんなポケモンカードゲームですが、他のカードゲームよろしく
「公認大会」と呼ばれるものが存在します。
本記事は公認大会に初めて出場した自分が右も左も分からない状態から、
大会に出場して事なきを得て帰ってくるまでの一連の流れや、準備などをご紹介しましょう。
まずは
・カードゲームの大会なんて出たことない・・・→【大会前の準備】から
・他のTCGで大会とか出たことあるけどポケカわからん→【大会に持っていくもの】
・それ以外→うんち
【大会前の準備】
①シティリーグとは
そもそも、ポケカ・・・というかカードゲームの大会には大きく分けて
・非公認大会
・公認大会
の2種類が存在します。
本記事ではこの内の公認大会に属する「シティリーグ」を中心に腰を据えていきましょう。
ポケカにおいてこの2つの大会の決定的な違いは、Chanpion Ship Point(以下CSP)と呼ばれるポイントが上位入賞者に加点されるかどうかというところにあります。
ポケモンカードゲームのプレイヤーズクラブ (登録してみてね☆)
https://event.pokemon-card.com/
ステータスのような画面に「チャンピオンシップポイント」って書いてありますね。0なのは仕様です。仕様だっつってんだろ。
大会で一定以上の順位に入賞するとその順位に見合ったポイントが付与される。
じゃあこのCSPを貯めて何に使えるの?って疑問に思うわけです。
CSPを一定以上稼いだ人には限定のプロモーションカードや世界大会の出場権利が与えられたりしちゃいます。
要するに公式大会に区分されているシティリーグは、かな~り気合の入った人たちがいっぱい・・・というかそういう人がほとんど。
②どうやったらシティリーグに参加できるの?
シティリーグに参加するにはこちらもまた2通りの参加方法があります。
・抽選枠
・当日枠
の2つ。
抽選枠というのは大会に参加したい人を公式ホームページから事前に募って参加者を抽選で選ぶものです。開催場所の規模にもよりますが64人くらいがボーダー(だと勝手に思ってるだけ。)
イベントの一覧から近隣で参加できそうなシティリーグを調べてスクロールしていくと
一番下に「抽選に応募する」というところを押せば
このように抽選結果の発表日がバシッと出てきます。
これで抽選の応募は完了。
めっちゃ簡単。ウフフ
当日枠はこの抽選枠の人が当日欠席した場合の席を、その日抽選枠じゃないけど出たいよって人がこぞって来ます。
私が参加したときは6人の当日枠に30人以上の抽選応募者が殺到していました。
③ルールは覚えてますか?
ここまで丁寧に読み進んでくれたそこのキミ。
抽選応募する前になーんか長ったらしい文をちゃーんと読んでくれたかい?
ハハァ、さては読み飛ばしたってわけか?
できればポケカのルールガイドブックと大会の説明文は、ちゃんと読んでおきましょう!
もしかしたら勝敗に関係する大事なルールが記述されているかも。
こういうことで揉めたり、不愉快な出来事は必ず尾を引きます。
ぼくは何度KON●MIのOCG事務局に電話したことか。
④自信がなかったらジムバトルへ
対戦中のルールの間違いなどは往々にして起こるもの。
仲間内では笑って許されるようなドジやミス、しかし公式大会でのルールミスは勝敗に大きく影響する場合があります。ペナルティなどが課せられることも。
どこに踏み出せばいいかわからない、知ってる人も誰も居ない状態でいきなりでっかい大会に出ようなんて緊張のせいでプレイどころじゃないと考えた私は、まずは小規模で対戦の雰囲気になれることが必要だと考えたわけです。
10年近くカードゲームやってても人見知りなんです。厄介なやつに絡まれてトラウマなんかできたら二度と好きになれない。
そんな初心者の味方だと言わんばかりのイベント、それが「ジムバトル」でした。
ジムバトルはシティリーグとは違って非公認大会ですから、人数も少ないです。
店舗にもよるかどうかも知りませんが、シティリーグと同じ方式(1試合25分でオポ方式)で雰囲気やポケカ独特の店舗になれておくこと。
そして、この考えは間違えていなかったことを初めてのジムバトルで味わうことになりました。
【大会に持っていくもの】
・デッキ
・プレイマット
・デッキシールド(スリーブ)の予備
・ボールペン
・スマホ(プレイヤーIDとハンドルネームが分かるもの)
・飲み物
①デッキ
忘れた?あいつ何しに来たんだろうね・・・?
大会に出るのにデッキ忘れて構築済みで出たやついるらしいよ。そいt(文字はここで途切れている・・・。)
②プレイマット
最近のカードショップはスリーブさえつけていれば、カードにソウルが宿ってしまいキリモミ回転して爆発四散することはあんまり見かけません。
カードコーナーも併設しているDVD屋さん(○UTAYAとか○EOとか)はコスト重視なのかトゥルットゥルのテーブルが多いです。俳句を読め。
③デッキシールド(スリーブ)の予備
たとえお気に入りのかわいいスリーブや憧れのキャラクターがデザインされているかっこいいスリーブも使っていくうちに磨り減っていきます。
大会中に破けてしまうことがあるかもしれません。
あとたまーにですが、さてはマジシャンだなオメーってくらいの奇天烈なシャッフルをする天才みたいなやつがいます。ムカつくのはわかりますよお客様。
だからって机の下で見えないように足を踏んだり、脛を思いっきり蹴り飛ばすようなことを紳士諸君はするわけがないね?Twitterに書き込むんだ、意味がわかるよな?(冗談です。)
④ボールペン
対戦結果を記入するのに必要です。
相手も持ってない?うーん、左手をまず銃みたいにして親指と人差し指の間に顎を置きましょう。そして右手はグーにして左肘の下へ。悩んでますね~。
ジャッジの人に借りるのも結構恥ずかしいですし、対戦してる周りの人に借りたりするのも迷惑です。困らないように持っていきましょう。
⑤スマホ
できるだけ通信制限のかかっていないものを。
トーナメント表見るために独自のドメイン取得してやってるとこもあります。
紙で確認できるけどね。
⑥飲み物
対戦中に処理の確認を声に出してすると結構喉が渇きます。
25分対戦した後に次の試合のマッチングを組むまでの時間はそれなりにあります。
ですがトイレ休憩は自分の対戦が終わっていても25分が終わるまではジャッジに申告しなければ離席することは許されません。
これは対戦中に帰ってしまう人などによって成績表が狂ってしまうことを抑制するためでもあります。なんせジャッジ数人・店舗スタッフ数名に対して64人以上が押し寄せているわけですからね。ジャッジの皆さんいつもお疲れ様です。
書くのに飽きてきたので当日編はそのうちやります。
では。
【ドラクエ10】キャラデリ金策のやばさ
こんにちは、ひととき(@sera_8810)です。
最近会社を休んでゆっくりしていたのもあってか、ゲームにまったく触れなくなり
どのゲームでもウデがなまっていることを実感していました。
そんな矢先、MMORPGとして一番長く遊んでいたドラゴンクエスト10で事件が起きました。
自分が遊んでいるMMORPGでよもやこんな事件が発生するなんて夢にも思いませんでしたが。
それは
というもの。それは悪魔との契約にも似た諸刃の剣でもあります。
さぁ、一体どこまでがいけないボーダーラインなのか。そんなお話。
【新機能】
本来ドラクエ10(以下DQ10)では、これまで運営されてきた中でRPGのストーリーと
いう根幹がありました。
Ver1.0~1.5とかVer2.0~Ver2.5までを、現行のVer5.0まで3カ月おきにストーリーを
刻むように更新しながら他の要素を巻き込んで塊魂的に大きくなってきたわけです。
そして、これがDQ10のちょっと珍しいところなのですが、基本的に複数ID内での
複数アカウント所持を認めています。1つのスクエニID(以下SEID)、任天堂のID(以下NNID)。
今回のミソはこの複数アカウントを所持できる状態が鍵になってきます。
Ver5.0の導入に伴って、なんと一度でも同じスクエニID、もしくは任天堂のIDで現行Verまでクリアしていればそのサブアカウントではストーリーをスキップできることになったのです。
ここまでは、サブキャラクターの育成・進行による報酬の難易度や時間的拘束をなくして、できるだけ始めたばかりの人などにばら撒きたかったのだと自分は考えています。
実際自分はサブキャラ育成が面倒だったので嬉しかったわけです。
【なにができるの?】
上記の項目でもあったように、複数キャラクターを所持できる上に無料でキャラクターを一定回数削除できること(月毎の上限有)が可能になっていたわけです。
つまり
①ストーリーをver5.0までクリアしているアカウントを準備する
②キャラを作ってストーリースキップ・報酬を換金
③換金したら別のアカウントに送金して削除
④②に戻る
これをひたすら繰り返すだけで特別な手間もかけずに数千万Gが手に入るとか。
こちらの行為に関して、疑問に思うユーザーからの問い合わせが複数あったようで
公式にプロデューサーからこんな回答が出ています。
ほー。「削除上限がある」「新規アカウントの取得が大変」だから利用されることは限定的だと考えていた。
この声明を出してしまった時点で運営側がアカウントの再取得などでこうなることは
予想の範疇で、サブキャラクターの育成等については緩和する方針を考慮していたことが伺えました。
で す が
問題の本質はここからです。
【なにがやべーの?】
上記の画像にもありますが、「一部機種で」というのは3DSのことです。
3DS?旧型は上画面が分解しちゃうおかしなハード?
一番おかしかったのは3DSのDQ10ではキャラクターの削除上限がないことでした。
Q:でもよ、キャラの削除がたくさんできても新しいアカウント作るのにNNIDとかメールアドレスがたくさん必要じゃないの?
A:NNIDなら秒速で複製できます。メルアドもランダムに複製するサイトがあります。
永遠にキャラデリート、報酬受取、送金。
これで1時間でゲーム内通貨を1000万稼げるそうです。
3DSにシステムの穴があったのにリリースしちゃって検討中でーすwって抜かしてるとこです。
【誰が一番損をするのか】
さて、でもこんな運営のペケなんて食物にして生きてきたのが我々のような陰惨なネットユーザー。
正直困ることなんてないよね、と思いたいところですがそうも楽観していられません。
一番困るのは誰か。
これはなんと、お金を今まで稼いできたユーザー・新規参入者どちらにとっても不利な事態です。(ちなみに一番喜んでるのは業者。)
DQ10では大きく分けてゲーム内通貨が取引される要素が2つあります。
①ユーザー同士の通貨と物品の交換
②運営側のコンテンツと通貨の交換
前者はいわゆるバザーなんてものです。
そして後者のようにゲーム内の通貨がインフレし過ぎないように
ユーザーがゲーム内のコンテンツにゲーム内通貨を消費する仕組みを設けることをしてきたわけです。
これがなされないと、ゲーム内通貨がユーザーたちの間でどんどん溜まっていきます。
次第に余ったお金の使い道がなくなって物品が高くても物を買うようになり、
徐々に相場がつり上がっていくわけです。
最後には100万Gあたりの価値が1G相当、なんてこともありえてしまいます。
本当に教科書に書いてあるようなインフレーションが今まさに目の前で起ころうとしている・・・。
例えばやくそう1つ買うのに今まで100G必要だったものが1000万G必要。
こんなのキャラデリ金策でもしなければ初心者は払えません。
そしてゲーム内で億万長者となっていたユーザーは自分の貯金している
ゲーム内通貨の価値がガクッと落ちていくわけです。
いままでがんばったのはなんだったの・・・?
今回は運営とか他人の財布からお金が出てるんのではなくて、ゲームのシステムから
直接お金を引き出してかっぱらっているのと同じことでございます。
【一番やばいのはプロデューサー】
ここまでの解説で大まかな筋書きをお分かり頂けると幸いです。
そして一番意味わからんことをしてるのは現DQ10プロデューサーの青山氏です。
誰がどう考えたって即時修正しなけりゃ人離れるでしょ!って案件だと思います。
こんなインフレが始まろうとしているのに暢気に検討しますよ、そのうち修正しますねねんて言ってるわけですよ。サイコパス通り過ぎて笑えてきちゃいますほんと。
だって3DSさえ買えばお金は稼げるんですから。
(ちなみに3DS版は最初3時間無料で遊べちゃうらしいゾ☆)
【最後に】
ゲームの歴史を漁ってみると、ゲーム内通貨のインフレしたMMORPGは
まずそのまま生き永らえていくのは困難です。
いまでも息してるのは某楓くらいなもんだと思います。
対応としてはデータのロールバックでしょうけれど、もうキャラデリ金策やってる人が万単位でいます。順当な対応は結構絶望的なラインまで伸びているのではないでしょうか。
即日修正されなかったら他のゲームに飛ぼうかなって初めて思わされました。
個人的には2,3年遊んだMMOなのできちんと軌道修正されていくことを願っています。
14ちゃんやるかぁ~・・・
【ポケカ初心者】大会に参加してみた。
こんにちは。ひととき(@sera_8810)です。
いきなりですが、標題にあるとおりポケモンカードゲームの大会に出場してきました。
偉そうに人にアドバイスできる立場ではありませんが、参加するに当たって必要なものや手軽に知っておきたいなどを初心者の目線で書き記したいと思います。
私自身、遊戯王を長くプレイしていたことや、マジックの競技プレイに関心があったので競技プレイにより近い形で遊ぶことはカジュアルでも馴染みがあったためそこまで困りませんでしたが・・・。
・そもそも「大会」とは
TCGの大会にはいくつか種類があることはご存知でしょうか。
①店舗開催のジムバトル
②公式主催のCS(チャンピオンシップ)・リーグ戦
③個人主催の公認自主イベント
等々。
私が今回参加してきたのは①の店舗主催の大会。
②のチャンピオンシップ(以下CSは出場資格を伴わなければそもそも抽選にすら応募できません。リーグ戦ではCSに参加する資格の一つ、CSP(大会で結果を残すと付与されるポイント)を上位入賞すると獲得できるわけです。
なので、私が今回参加した大会はかなりカジュアルな大会です。
・初心者のあなたにはカジュアルな大会を!
おおざっぱな見方をすれば、一概に初心者といっても
①他のTCGの経験値がある人間
②過去にポケカで遊んでいたことのある人
③ポケモンのゲームやアニメが好きでそこからカードを始めた人
といったように分類できると思います。
①、②のような方たちはある程度抵抗もなくジムバトルに出場できると思いますが、
③のような方には「はじめてバトル」をお勧めします。
私は行ったことはないのですが、風の噂では開催店舗にはそれなりのティーチングができる人間が所属しているようです。
ジムバトルに今回参加して思ったのですが、カードゲームのプレイにそもそも不慣れな方がいきなりデッキを持ち込んで対戦開始!というのは一考の余地があります。
ジムバトルは扱いこそはカジュアルな大会であると書きましたが・・・
・1試合の制限時間25分
・プレイへの理解度
・勝敗のつけ方などのルール
文面で見てしまえば、「ルールブックも読んだし、デッキは自分で組んだ。自分は大丈夫だろう。」とお考えになるかと思います。
それは大誤算です。
・その前に・・・
そもそも大会には何を持っていけばよいのか、己の魂ともいえるデッキはもちろんですが・・・。
[必須]
①デッキ
②ダメカン・サイコロなどダメージを換算できるもの
③コイン・やけど&どくマーカー
【ないと困るもの】
①ボールペン
対戦結果を提出するシートに結果と書名を行うために。忘れがちです。
②プレイマット
私の経験上、大体のお店は机むき出しの場合が多いのでベンチやバトル場にいるポケモンがつるつる滑ります。くっそ鬱陶しいぞ。
・なにもわかっていなかった
ポケカというのは相手のポケモンを気絶させてサイドを先に6枚取ったほうが勝ち。
当日の大会で初戦を迎えるまではデッキもきちんと回るし、優勝ワンチャン!?なんて激甘な思考をしていました。
対面の方に初心者であることをきちんと伝え、お手柔らかにお願いします。といって意気揚々といざ対戦。
私の後攻スタートで2ターン目を終了したとき、ふと時計を確認すると
すでに10分が経っていたのです。
ええええ!?対戦終わらないでしょこれ!無理無理。
結果として両者残りサイド2枚で引き分け。(ちなみにポケカでは時間切れ引き分けは両者敗北として扱われます。)
私のジムバトルデビューは灰色に終わりました。
このように実際対戦してみるとご理解いただけます。
25分はありえないぐらいの速さで意識の外を駆けているのです。
ジムバトルや大型大会の予選も制限時間は同様です。
つまるところ、25分以内でよりサイドを6枚取って勝ち抜けるデッキを作る、もしくは選ぶ必要があったことを思い知らされました。
はっきり言って競技プレイとしてのこの要求に、飛び込みの新人が何もわからずについていくのは無謀です。
・ルールを味方につけよう!
カジュアルな大会とは銘打たれていても、見知らぬ人と対戦することはとても緊張します。ましてや知ってる人なんてどこにも居ない状況です。
めちゃくちゃ緊張します。
対戦相手が経験者とも言えど、ミスをすることもあります。
私が今回のジムバトルで3回目に対戦した方は、6ターン目に種類の違うスタジアムを手札から3回プレイしました。
そして次のターンには、なにか呟いた後に手札から発動宣言をしたハイパーボールを手札に戻していきました。
おや???と思われた方、そうです。明らかなルール違反です。
私はカジュアルな場ではあまり神経質に指摘やジャッジを挟みたくない、巻き戻し(ターン中のカードの処理や宣言を待ったをかけて取り消す行為)に対して許容するようにするのが信条だったので何も言いませんでしたが(突然すぎてびびって何もいえなかっただけです。)
先日のWCSにおいて決勝戦でとーしん選手がペナルティを受けたことがかなり話題になりました。(個人的にはかなり理不尽な裁定だったように思います。)
競技プレイという場面において、TCGは僅かなヒューマンエラーですら不正行為という判定を下されたりペナルティを与えられることは決して少なくない、ということを意識しなけければならないこともあるわけです。
対戦相手の方の名誉を傷つけたり、晒し上げることに使うのではなく
自分を不正や理不尽な裁定から守るため、きちんと覚えておくべきだとお考えください。
※大げさにこんな格好つけたようなこと書いてますが私は今回10回くらいジャッジキルくらってもおかしくないくらい巻き戻ししたり、手札落としたりしてます。
愛嬌ってやつですよ、ハハッ
・顔馴染みができる
今回ジムバトルに参加してみて一番のメリットでした。
たまたま同じタイプのデッキを使っている人がいたため、また今度対戦・調整をしよう
と仲良くなることができました。
相手の本名や立場は知らずとも仲良くなること、結構あります。
他にも話すことはなくとも何回か顔を合わせたり、他店舗の大会でばったり会うとか
話すきっかけができたりします。
やはり相手があってこその対戦ゲームです。人脈を広げることや大会でなくても対戦してくれる人間は自身のレベルをあげるために必要です。
TCGの唯一お金で解決できない部分で強くなるためには一番の要素だと私は考えています。
・終わりに
昨今の盛り上がりを肌に受けて大型大会で結果を残したい!と思うのならば、まずは足元からいきましょう。
私は顔合わせと雰囲気になれることを目的で、ジムバトルに初参加しました。
こんな情けない失敗でも共有できれば。
ちなみに大会の結果は勝敗0勝4敗 9人中9位の最下位でした。
OMP71%とあの結果表は一生忘れないわ。
以上。
【TCG】「Magic the gathering」を始めてみて。
昨今のTCG業界は10年ほど前に比べれば衰退が著しく、紙媒体から電子媒体にユーザーが流れている印象を3年ほど前からずっと感じています。
一番身近に感じたことは、いくつか挙げられます。
①地元に帰省した際に個人経営の店舗が廃業・大型チェーン店内での展開規模縮小
②マイナーなTCGの在庫処分(いわゆるワゴン売り)
③業界全体の売り上げ推移が右肩下がり
業界の隆盛というものは押しても引いても避けられるものではないというのが常ではありますが、卑小ながでも長らく紙媒体に私財を投じてきたことを顧みると寂しいものです。
紙媒体に拘ることは時代に淘汰されていく立場にあるのか、と大局的な視点に辿りつくのはごくごく普通のことだと思います。
思いつくとぶつかるまで止まれない、そんな私が思いついてしまったことは
「遊んだことのないTCGに触れてみる」ことでした。
TCGごとに特徴があってそれを理解することは面白そうだ、と
気づいた時にはレジの前。放出されていく万札。
大前提として、私がカードゲームの何に惹かれているのかということを書き示す必要があります。
それは「駆け引き」です。
テーブルの上で出し入れされるカードだけではなく、対戦相手の置かれている立場や心理状況を掌握し、最適解や対応手段を導き出すこと。
その材料として、相手の癖や構築 アーキタイプや流行への理解度など
さまざまなものがあります。
これはどのカードゲームにおいても勝利に近づくためには避けて通れない道程であり、魅力だと考えています。
さて、話は戻りますが・・・私は中学生から専門学校を卒業するまでのそこそこ長い間、遊戯王OCGで遊んでいましたが、社会人ともなると多少の金銭的な猶予ができたため
同時に複数種類のTCGに触れることに成功しました。
「Magic the gathering」「デュエルマスターズ」「ポケモンカードゲーム」の三種類です。
同じカードゲームとはいってもルールが違うこと、雰囲気やプレイング・セオリーなどに対しても柔軟に向き合う必要がありました。
本記事では「Magic the gathering」についてご紹介していきたいと思います。
【そもそもルールが難しい】
これは「Magic the gathering」(以下マジック)でルールを覚えようとしたときのこと。
そもそもプレイヤーが多次元宇宙を渡り歩く魔法使い、という設定なのですが
プレインズウォーカーの忠誠度というシステムは僕の頭脳が理解の向こう側へトリップしてしまい、対戦動画をいくつか見てようやく理解できました。
マジックにはいくつかフォーマット(使えるカードをルールごとに絞っているもの)
があり、一番とっつき安そうだという理由でスタンダードを選びました。
(これは後に大いなる失敗だったと反省するのことになるのですが・・・)
ですが、マジックの魅力に関しては綴ることが多いです。
【好きになったところ】
・カラー(属性)ごとのコンセプト設定
赤:バーン・速攻
青:ドロー・妨害
緑:土地加速・マナクリーチャー・ビックサイズ
黒:破壊・ハンデス・蘇生
白:コントロールとか(説明しづらい)
・構築とプレイング
デッキの構築には土地(いわゆるマナやコストの支払いにつかうもの)が常に纏わり付くため、テンポよく自分のターンに要求されるプレイをできるよう構築を収めることや対戦全体を通したプランニングの軌道を細分化して修正していくプレイングなどが求められます。
私が始めた当時はBO3(いわゆる2先)でサイドボーディング有のため、対戦動画などでも得られる情報はかなり多かったのでやり応えを感じました。
・イラスト
これだけはマジックの唯一無二だと思います。至高。それ以外は当てはまらない。
・イベント
最近だと珍しくないように思えますが、フライデーナイトマジックといって
金曜日の夜遅くに初心者講習会のようなものが公式にアナウンスされていたり
最新弾の発売時にはプレイベのような形で新カードに触れることも。
歴史が長いだけあってサポートはそれなりに手厚いように感じました。
【失敗】
マジックのスタンダードにはスタン落ち(一定期間で使えるカードが決められること)が採用されているのですが、TCGの重鎮が積み上げていた数十年の歴史は伊達ではなかったことに驚かされることになります。
それはフォーマットが複数あることが原因です。
スタンダードは基本的に最新弾を含む1年半前くらいまでに発売されていたブロックのカードで戦いますが、これはもちろん「ほかのフォーマットでも使えるカードである」
ということです。あらゆるフォーマットで通用するカードならば当然価値は高騰します。スタンではそれなりで300円くらいかな。でもあっちのフォーマットだと猛威を振るっているせいでシングル価格がありえないくらい高い。はぁ?って感じです。マジで。いろんなとこで暴れると僕の日当でようやく1枚買える位になったり・・・。
こんな感じで、環境デッキを組んで練習する目論見はあっけなく破綻しました。
最終的に金銭的な部分で限界を感じることが多くなり、泣く泣く。といったところです。
マジックというとロータス(black rotas?)やパワーナインの金額が印象深いので
マジック=高いという印象でしたが、遊戯王の相場感をはるかに飛び越えて行きました。実際高いです。
マジックをはじめたいならあらゆるフォーマットを遊びつくしてやろう、くらいの覚悟があったほうが気持ちがいいと思います。
【今からはじめるなら】
教えてくれる人が居ないのなら先述した初心者講習会的なものに行くのが板です。
既存プレイヤーに出会えて教えてもらえることもあるとかないとか。
全体的に社会人向けという印象を受けました。正直、マジックとともに生きてきた人たちがとても羨ましく思います。(カードプールや知識的な意味でも)
以上
会社脱出計画その①
新年度を迎える直前,社会がざわめき立つ季節。
やさしい風に首筋を撫でられたことは今でも忘れられない。
桜の枝に散りばめられたちいさな粒が膨らむことに期待と不安を比喩すると
腰の辺りがむずむずした。
そんなことを肌身に感じられるのは社会を知りもしなかった頃の余裕の1つに過ぎないと,今になって思う。
青みが感じられる黒を見つめていると,吸い込まれるような深さを感じることがある。
私の心が魅了されてしまったのはつい先日の事だった。
新入社員として現在の職場に配属されて数年,繰り返しの会社員生活に少し型を持たせて
仕事は仕事,と割り切ることができていると思い込んでいた。
会社への通勤は自転車で15分程度で,時間に余裕がある。
朝食を取った後に備え付けのベッドの上で横になり,業務開始時刻に滑り込むように出社していくのが習慣だった。
さて,行くか。となった時,頭の中で聞きなれない音がした。
どうしても私の意識系統の敬礼に対して体が応えてくれないことに気付く。
意識ははっきりしているし,眼も動く。呼吸も正常なのに。
口から足の指の爪先まで微動だにしない。
糸に吊られて踊り狂う木製の人形が渇いたような音を発ててカラ、ガシャと崩れ落ちる瞬間を見つめているような状況が想起された。体が動かなくてもこんなことは考えられるのか,と少し自分に驚く。
そこからは恐怖心との兵糧戦だ。
理由もわからない症状で,経験のない症状。まったく動けないというこの状況を打開する方法に心を傾けてみても都合のいい閃きは起こらない。
助けを呼びたくても,私の顔にある裂け目は頑なに動こうとはしなかった。
誘拐されて縛られるとこんな気持ちなのかな,このまま死んだとしたら誰かが見つけてくれるんだろうか。冗談はよし子ちゃん。
考えたくなくても,思い付きたくなくてもどろどろと流れ込んでくる想像に
精神が拒絶という苦味を感じてのたうち廻っている。
無理に後頭部を引きずられながら,私は底のない深淵に攫われていった。
1時間と少し経った頃,私の部屋にやってきたのは寮の管理人だった。
人の声がする。今動けなければ助からない可能性だってある。動け,動け。
弛んだ全身の筋肉にやっとの思いで力が入る。立ち上がって見たものの
視界が揺れる,歪む。北側のドアに向かっているのに明後日の方角に足が向く。そっちはたぶん新潟のほうだろう。
すがりつく様に掴んだドアノブに少しだけ温度を感じた。
自分が蜘蛛の糸を垂らされる場面があったなら,ステンレス製のワイヤーだといいな…
力が入らない指先ではうまく鍵を開けられることもできず,つまむような形にした爪先を
肘で回すようにして開けた。
それなりの明るさだった割に,ひどく虐められているように思えてとても辛かった。
その中で,濃い日焼け顔が酷い田舎訛りでガヤガヤと私に向けて何かを話している。
ほぼ無意識に「はい、はい、すみません」と応えると,嵐のような救世主は去っていった。
会社に勤めて数年,初めて無断欠勤をした。